ウェルおおさか 大阪市社会福祉研修・情報センター

講演会・研修レポートのTOPへ戻る
5F
講演会・研修レポート

研修レポート

国際セミナー

イギリスの子どもの貧困
〜先進事例から貧困の連鎖を断ち切る方途を考える〜

講師 ポーツマス大学 教授
政府貧困アドバイザー ダン・フィン

司会 関西学院大学 教授 山本 隆
通訳 関西学院大学 助教 林  裕
対象 市民、社会福祉関係者等
会場 大阪市社会福祉研修・情報センター 大会議室
時期 平成28年6月10日(金) 午後2時〜4時
内容  英国の児童貧困対策の中身とその成果について学ぶことを目的に、ポーツマス大学教授であり、政府貧困対策アドバイザーでもあるダン・フィン先生をお招きして開催した。
 地域福祉の視点からイギリスの反貧困活動の先進例を学び、子どもの貧困の状況や貧困をもたらす要因の分析、国や自治体の対策とその効果などを関西学院大学の山本先生を司会に迎え、同大学の林先生による同時通訳にてお伝えした。
 子どもの貧困とは何か?なぜ子どもの貧困が重要なのか?をお話された後に、英国における子どもの貧困削減政策とその取り組み、国の責任および地方の責任のあり方、そしてその対策の中身と特に自治体施策の実効性と英国の経験から得られるいくつかの教訓をもとに成果と限界についてパワーポイントのスライドを使用しながらお話された。
 参加者アンケートでは「福祉、雇用、教育等が連携したイギリスの政策について知ることができ大変勉強になりました」、「イギリスでのノウハウを基に日本流のアレンジをして貧困が改善できることを願います」といった感想があり、イギリスの貧困解決の先進事例を聞くことにより、子どもの貧困の取り組みについて考える貴重な機会となった。