社会福祉講演会 第5回
「福祉教育・ボランティアの展望」
■ 講師 | 日本福祉大学 学長補佐 社会福祉学部准教授 原田 正樹 |
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■ 対象 | 大阪市民、社会福祉関係者等 |
■ 会場 | 大阪市社会福祉研修・情報センター 大会議室 |
■ 日時 | 2月26日(火) 午前9時30分〜11時30分 |
■ 参加者数 | 67人 |
■ 内容 |
地域福祉を推進するために、福祉教育の展開が必要であることから始まり、福祉を学ぶということは「いのち・生活の大切さを基底に人権意識を向上することである」と述べられた。 また、福祉教育で伝えたいことの「いのちとくらしの主人公は私であること」「くらしとは他者とのかかわりで成り立つこと」「ともに生きる力を育むこと」と、その教育効果、そして形骸化にならないように気をつけることにも言及され、「地域の中で、福祉を学ぶ機会をつくる。いつでも、誰でも、どこでも福祉が学び合える環境つくりが必要」と締めくくられた。 |
■ アンケートから
- 「個人個人の幸せ」当たり前の生活を支える事が福祉と気付けました。まだまだ 自分の中でも差別や区別があったように思えます。障害があっても自分で出来る事を探すと常に心がけているようでも忘れているのかも知れません。同じ人間として初心に帰り関わっていきたいと思います。
- 福祉教育とボランティアの在り方について理解できました。同情から共感に感じれる様な取り組みをもっと職場でしていきたいと思いました。地域の中や福祉教育の中のボランティアの役割についてもう少し細かくお伺いできればとも思いましたが、先生の本を読んで自分でも勉強してみようと思いました。
- ゆっくりとした口調が聞き取り易く 理解しやすかったです。自分の中の課題が共有でき 今後の福祉教育を行う中で参考にさせていただこうと思いました。
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福祉法人に勤めており、地域の学校から見学・体験を受け入れていますが、子供たちの心に何が残ったか疑問に思う事があり、今日学ばせて頂きたく聴講させて頂きました。
更に学びが必要と感じました。「リフレクション」の具体・効果的なプログラムについて知りたいです。 - 非常にソフトな語り口で 「心に染みいる」ようで大変説得力がありました。内容的にも順を追って詳しく取り上げられていて「地域福祉」それが「福祉」と「教育」の繋がり、かつて教育現場にいたものとして 色々考えさせられる事があり大変参考になりました。やはり「福祉」は個別・一人ひとりの人間と人間との真摯な繋がりの重要性であると思いました。